ワーホリなんてゆるくてもよくない?ベルリン滞在記


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はじめまして、麺と申します!

現在は日本で会社員として働いております。

学生の頃2012年2月から1年間、ベルリンでワーキングホリデーをしておりました。

初夏の明るいベルリンもいいですが、冬の物悲しいベルリンもこれはこれで素敵

今回の記事では、ワーホリがどういうものか、

なぜワーホリを選んだのか、自分のワーホリはどういうものだったか……

そういう大きな括りの話をしたいと思います。

ワーキングホリデービザとは

まず、ワーキングホリデービザとは、30歳以下の人が取得できる、1年滞在&就労が可能なビザのことです。

このビザに必要なのは年齢と貯蓄額の条件を満たすことで、学歴や職歴、資格等は一切必要ありません。

また、ドイツの場合は「ワーキング」といいつつ、1年間まったく働かず、語学学校に通い続けても問題ありません。

(他の国では語学学校に通える期間が制限されていたりします)

ワーキングホリデーは本当に自由な滞在形態なんです。

私の通った語学学校・GLS)

ベルリンでは自分以外のワーホリ滞在日本人ともたくさん出会いました。

けど、彼らの職業・年齢・目的・その後の人生の展望……全てがバラバラでした!!

私の場合、ワーホリをしようと思った発端は次の理由になります。

学生のうちに海外長期滞在がしたい!就職してから、年単位で海外に滞在できるチャンスが自分にあるとは思えない……

というような若干ネガティブな理由でした(笑)

 

ワーキングホリデーといえば「スキル磨きや人脈づくり、自分探しなどなど……

そういう「意識の高い」ことばかりが連想されがちです。

けどワーキングホリデーは「もっと緩く一年間の、海外での自由な時間」でもいいんじゃないでしょうか?

私はそう思いました。

 

 

なぜドイツを選んだのか?

私の場合はの3つが主な理由でした。

  1. 大学で既にドイツ語を第二外国語として選択していた。
  2. 大学での専攻が政治思想だったので、ドイツ史やベルリンに興味があった。(ドイツは、ビスマルクによる統一、ナチスの台頭、東西ドイツへの分裂、そして再統一……等々、政治学の題材となる機会がとても多いんです。)
  3. 比較的治安もいい。

英語圏での滞在も検討したのです。

確かに英語が喋れるようになれば将来必ず役に立つと思う。

でも、英語のスキルを磨くことより、一生記憶に残る経験を、一番好きな国でやりたいという思いが勝ちました。

そして、ドイツの中でも特に激動の歴史を辿った「ベルリン」に住むことを選択しました。

せっかくワーホリは取得が緩いビザです。

なので経済状況が許すならば、国・都市の選択は自分の思い入れに従って選んだほうがいいと私は思います。

私は「ドイツなら絶対にベルリンがいい!」と思ってそこに決めました。

ワーホリから5年経った今でも、やっぱり自分が1年間「ベルリン市民」だったことが嬉しいです。

街中の広告車。「パリよ、申し訳ないが愛の都はベルリンだ!」

ワーホリ期間は勉強も仕事も経験した

以上、説明したようにワーホリはとても自由な制度なのですが、そんなに自由なら一体何をすればいいのか?

一年間ずっとアルバイトをし続ける人もいるし、ずっと語学学校に通い続けてまったく働かない人もいるし……

私の場合は、その半々でした。

まず最初の半年は語学学校に通い続け、残りの半年は求職活動→アルバイト(飲食店で給仕)

そのおかげで、語学力を補強した上でゆったりアルバイト経験もできたのでよかったなあと思っています。

 

語学学校にそんなゆったり通っている金銭的余裕がない!という方は、現地の日本人が経営する日本食レストランがオススメです。

ドイツ語ができなくても雇ってもらえる可能性が高いです。

 

私は、語学学校をやめた後の半年は自由に時間を使えたので、その時期にはヨーロッパの近隣国に旅行へ行ったりもしました!

バスや鉄道で安価に外国へ行けるというのは、日本人からするとお得感がすごいです。

世界史が好きな方なら、ヨーロッパの各地を安く巡礼できるというのはとんでもなく魅力的ではないでしょうか?

これはポーランドのクラクフ。ドイツは色んな国と国境を接しているので、旅行にも色んな選択肢がありますよ

ワーホリの先にあるもの・・

……さて、そんな風に楽しいワーホリ生活を1年送って、最終的に何が残るのか?

「1年海外で過ごした」という経験そのものが大事という人もいるでしょう。

私もそのタイプです。

あるいは、語学学校に重点を置いて過ごしたなら、ゲーテの試験を受けてC1以上の基準に合格することも可能かもしれません。

そうすれば今度はドイツの大学へ留学する道が開けるかもしれませんね。

逆に働くことに力を入れて過せば、かなり難しいとは思います。

でもドイツでの正式な労働ビザを取得できることに繋がるかもしれません。

<CEFR1とC1の資格 by Kitarou>

ヨーロッパ全域で用いられる語学能力の基準を表す指標。以下の表で実力が分けられ、大学や仕事するには最低B2~C1の証明または同等の語学力が求められる。

CEFRレベル 概要
A1 初学者
A2 初級
B1 中級
B2 中上級
C1 上級
C2 ネイティブ級

ドイツでのワーホリを経験した日本人たちを見ていても、ワーホリ後に直接「ドイツ」、「海外」に関わるような人生を送っている人はそんなに多くありません。

海外で働いたり、外国語を駆使して働く人生というのは、実際狭き門だと思います。

でも、ワーホリをしたことで、その後も海外へ興味を持ち続けられる。

  • 1人での海外渡航に不安がなくなる。
  • 語学を一生勉強しようと思い続けられる。
  • 海外のニュースを気にするようになる。
  • 「日本」を客観視できるようになる。

多様な価値観があることを良くも悪くも、実際に経験できる。

もしワーホリ後の人生が普通の会社員だとしても、自分の内面を豊かに変えられる

これがワーホリの一番いいところなんじゃないかと思います。

勿論、今挙げたようなことは、ワーホリなしでも身に付けられることかもしれません。

なので、ワーキングホリデーをする・しないの決め手は次の2つだと思います。

  1. 「スキル・色んな視点を身に付けたい」という動機
  2. 「どうしても海外で生活してみたい」という気持ちが重なったとき

ワーホリは、滞在許可の延長や勉強・仕事に追われることのない「気負わない海外生活」が一番簡単に実現できる手段と考えてもいいのではないでしょうか。

ある程度貯金ができて、このまま働き続けるのに疑問を持った時や、まだ学生で休学の余地があるとか。

そんなときにワーホリという選択肢があってもいいんじゃないか。

「憧れのヨーロッパの町並みの中に住んでみたい」

そんな夢を叶える手段として、ワーホリがあってもいいんじゃないか。

そういう風に私は考えています。

最後に

「海外生活」と聞くと、「それで何かを得なきゃいけない!」「成長しなきゃいけない!」みたいなイメージとセットになりがちです。

でも私の経験したワーホリはもっと緩いものでした。

この記事で、皆さんの中の「ワーキングホリデー」のイメージをちょっとでも広げられたなら嬉しいです!

質問コーナー

1.ワーホリの申請はエージェント使った!?それとも個人?

Kitarou
ワーホリの申請って自分でできるの?

ワーキングホリデービザの申請自体は、自分ひとりで済ませました。

残高証明書を作るのがちょっとめんどくさかったかな?と思うくらいで、特に苦労はしなかったです。

梅田のスカイビルにあるドイツ総領事館へ、大学の講義を犠牲にして行った思い出……。

(申請時間が平日の午前に限られているため)

2. ぶっちゃけ出費と収入はどれくらい

Kitarou
稼いでてても出費結構したんじゃない?

半年語学学校に通ったので、正直結構かかりました。(笑)

当時かなり円高だったのでそれに助けられた面もあります……。

まず往復航空券が15万円ほど、

半年間の語学学校の授業料が50万円くらい、

敷金礼金・部屋探し代含めた一年間の家賃が70万円くらいでしょうか。

(最初の半年は語学学校の寮に住んだので、かなり高くついてしまいました)

それに加えて生活費ですね。

私の場合、アルバイトはごく短期間だったので、純粋なドイツでの収入は10万あるかないか……ぐらいです。

勿論、もっとガッツリ働こうと思えばもっと稼ぐことはできると思います。

(それが例え日本食レストランのウェイトレスでも)

3. 今でもドイツ語使ってる?

Kitarou
ドイツ語って今でも使うの?

めちゃくちゃ使ってます!!

ドイツのニュース記事やベルリンの地方ニュースを毎朝ネットでチェックしたり……

日本での出来事をドイツのニュースでチェックするのはすごく面白いです。

就職してからもゲーテ・インスティテュートへ通ってみたり……。

(ドイツ政府が設立した公的な語学学校。東京・大阪・京都にあります)

それと、ミュージカルが大好きなのでドイツ語圏の作品の歌詞を読み込んだり。

歴史ファンでもあるので、毎月数冊ドイツ語の歴史本をネット経由で購入してちまちま読んでいます。

あと、勿論ドイツへ旅行する時には、懐かしい気持ちでドイツ語を使っています。

4. 語学学校はどうやって探した?

Kitarou
語学学校って自分で探したの?

最初の語学学校の申し込みはPfadfinder24 (http://pfadfinder24.com/)という在独日本人のエージェントを利用しました!

やっぱり最初はまだドイツ語もそんなにできないし不安だったので、日本語で全て対応してくれるところがよくて……。

このサイトがドイツ全土の主な語学学校を紹介してくれているので、その中から予算やスケジュールの面で自分にあってそうな学校を選びました。

5. 日本食レストランに仕事って接客?相手は日本人?ドイツ人?

Kitarou
接客って大変じゃね?

私の場合はホールでの接客が中心でしたが、開店前の掃除や調味料の準備、買い出し、たまに近所へのお寿司の配達なんかもやっていました(笑)

日本食恋しさにやってくる日本人のお客様もちらほらいましたが、基本的には……ドイツ人です!
意外と「ドイツ人でもなく日本人でもないお客様」も多かったりします。
そういう場合、強制的にちぐはぐな英語で接客することになったり……(笑)

ここまで読んでくださってありがとうございました。

執筆者紹介

名前:men

ブログ:Ex-Berliner

サイト:Berliner

説明:現在日本で会社員をしている。ドイツの歴史、特に帝政ドイツに関心あり。ブログの他にもドイツ史に関連する漫画を描いている。漫画についてはサイト「Berliner」で情報詳細が見れる。過去にコミケに数回ブースを持った経歴も持つ

Kitarouの感想

 

 

 

 

 

 

 

ワーホリってぶっちゃけ仕事辞めて1年間の休暇代わりとかに使うと最高じゃね?


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